受賞作品

応募番号
85
応募部門
アプリケーション・ユーティリティ部門
作品名
3Dパノラマ画像計測システム PanoMeasure2
応募者名
株式会社ズームスケープ・株式会社インベステム
作品の説明

開発の目的

PanoMeasure2は全周パノラマ画像をもとに図面作成や寸法計測を行うためのソフトウェアです。天井裏の点検など、狭く危険な場所での計測を目的として開発されたものであり、RICOH THETAのような全周パノラマカメラでワンショット撮影した単体の画像だけでも三次元計測可能となっています。ただし、正確な計測を行うには、レーザー墨出し器と組み合わせて利用するのが望ましいです。
建築物室内の図面作成などを目的としており、野外の自然物や人物・動物などの計測には適していません。

主な特徴

  • 画像を背景として描画した図形をシームレスに表示・編集できます。
  • 仮想メジャーを用いることで、直感的かつ簡単・快適に計測できます。
  • 描いた図面は専用ビューアにより3次元で表示でき、DXF形式でも出力することができます。
  • タッチパネルでの利用を想定し、数値入力パネルの実装、ピンチイン・ピンチアウトのサポートなど、タブレットでも利用しやすいように作られています。

動作環境

Windows 7, 8での動作を確認しています。OpenGL 2.1以上をサポートするGPUが必要です(最近のPCなら大抵利用可能でしょう)。

計測精度

使用したカメラの解像度やレンズの性能、撮影距離、撮影状態、パノラマ画像の合成精度など、様々な誤差因子があるので単純に計測精度を示すことはできません。RICOH THETAを用いる場合、水平調整や歪補正が適切に処理され、熟練者が計測した場合には、3m以内の距離にあるものなら、平均誤差は1%以内に収まります(1mの長さがあるものなら、10mm以内の誤差)。しかし、水平調整が適切に行われないなら、10%以上の誤差が発生する可能性もあります。

公開プログラムについて

現在公開しているプログラムはデモ版のみです。リビジョンごとに有効期限が設定されていますが、機能制限はありません。
本ソフトウェアは開発中であり、仕様が大幅に変わる可能性があります。
本ソフトウェアは特許申請した技術を元に作られています(特願2013-267404)。

作品紹介動画
アプリケーション公開URL
利用したAPIの種類
写真・スクリーンショット1枚目
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写真・スクリーンショット2枚目
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写真・スクリーンショット3枚目
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写真・スクリーンショット4枚目
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