作品名 | 応募名/チーム名 | 応募部門 |
Holobuilder - a web-based virtual reality creator using 360° Theta photos | bitstars | ユーティリティー |
作品名 | 応募名/チーム名 | 応募部門 |
アプリケーション・API部門賞 | ||
360HDR | aimino | API |
アプリケーション・ユーティリティ部門賞 | ||
3Dパノラマ画像計測システム PanoMeasure2 | 株式会社ズームスケープ 株式会社インベステム |
ユーティリティー |
ガジェット部門賞 | ||
Ambisonics360 マイクロフォン | Qos_mic | ガジェット |
作品名 | 応募名/チーム名 | 応募部門 |
Theta GPS | Cornelia and Harald Meyer | API |
CliPETA | 石村 司 | API |
360 Coffee Shop | 360 Coffee Shop | API |
ポータブルパノラマプレイヤー | MIRO | ユーティリティー |
スマートエンジンカメラ きらりNINJA | 日本郵船株式会社 株式会社MTI ダイトエレクトロン株式会社 |
ガジェット |
作品名 | 応募名/チーム名 | 応募部門 |
Journey360 | タオソフトウェア チームサンディ | ユーティリティー |
THETA PACKAGE HMD | itachin | ガジェット |
なかよしボックス | ParkCaravan実行委員会 | ガジェット |
この度、私どもリコーが、YRPユビキタス・ネットワーキング研究所と共同で開催いたしました「RICOH THETAデベロッパーズコンテスト」には、世界15の国と地域、173件のエントリーから、72作品ものご応募をいただくことができました。
ご応募くださいました皆様、ご支援くださいました皆様に、心より御礼申し上げます。
今回のデベロッパーズコンテストは、“ユーザーと共に全天球イメージという新しい映像表現の世界の楽しさを広げていきたい”との考えの下、RICOH THETAのAPI/SDKを公開し、新たな使い方を発見するために催したものです。
ご応募いただいた作品は、いずれもRICOH THETAの持つさまざまな可能性を示唆する画期的な発想と素晴らしい出来映えで、審査員をはじめ、関係者一同、深い感銘を受けました。
リコーは現在、新しい映像文化の創造を目指すVISUAL REVOLUTIONを展開しています。“Capturing”“Viewing”“Playing”の統合で、新しい世界の見え方を提案していきたいと考えております。RICOH THETAは、そうした私どもの目指す新たな映像体験を、誰もが手軽に得られるようにするための入口の一つと位置づけています。
今後とも、皆様と共にRICOH THETAをより良い商品へと育てていきたいと存じます。何卒、ご協力、ご支援賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
株式会社リコー 代表取締役 会長執行役員
近藤史朗
東京大学大学院情報学環教授
今回のRICOH THETAデベロッパーズコンテストは、日本国内だけでなく全世界に開かれたオープンコンテストであった。海外からも注目され、たった2ヶ月程度ではあったが、たくさんの応募があった。RICOH THETAを使い込んでいると思われる方からの、なるほどというような作品。すぐに業務に使えそうな作品。なんとこんな使い方がというような作品と、多くの作品の応募があった。
選定で最も重視したのは「イノベーティブなもの」。革新性(独創性)、夢(将来性、発展性)、有益性(実用性)を審査基準として選定した。
「Holobuilder」は、2Dの写真では一般的なスタンプやコメントを加える加工機能だが、それを全天球画像に持ち込む──しかも、立体的なスタンプを空間に押すというイメージがイノベーティブで、将来のこの方向の可能性を感じさせた。実装もオープンなものをうまく組み合わせており、完成度や実用性も評価して大賞とした。
部門賞の「360HDR」は誰もが望んでいた機能で、イノベーティブというより正常進化だが、完成度は高く有益であるということで。「3Dパノラマ画像計測システム PanoMeasure2」はRICOH THETAを活かしてここまでできるという圧倒的な実用性──純粋にプロ向けだが、手軽なアプリになれば「家具屋に行ったときに、その場で自宅の必要な寸法がわかる」といった一般向けお役立ちアプリになるかもという可能性もある。「Ambisonics360マイクロフォン」は、360度の映像にプラスαとして音を組み合わせようというRICOH THETAの全天球動画をHMD(ヘッドマウントディスプレイ)で見るときにすぐ出てくる課題──ただしハードルが高い課題に正面から挑戦したパワーと将来性を評価した。
なお、選定基準と違った観点──いわば「カワイイ」とか「面白さ」といったものを前面に出した何点かの作品が選定の場で話題になり、急遽「審査員特別賞」を設ける事となった。代表的なのが「なかよしボックス」で、向かい合っている人たちの互いの表情を一度に撮れるというRICOH THETAの機能は──「なかよし」同士ならとっても楽しい(「なかよし」同士でなければ、非常に気まずい)ということで、その機能のみ純粋にわざわざ大掛かりな箱で抽出するというコンセプトが、まさにイノベーティブ。こんな応募作はまったく想定外ということで、審査員特別賞がふさわしいとなった。
今後コンテストを続けるにあたり、次回は選定基準に「カワイイ・面白い」も加えたいと思っている。しかし、それでもまたまったく想定外の作品が出てくるのではないか──そういう「びっくり箱」的可能性を感じさせる第一回目のコンテストであった。
日本科学未来館 科学コミュニケーション専門主任
たいへん楽しく審査会に参加させて頂きました。全体的な印象としては、実用性や有用性の高い作品が多く、すぐにでも使いたい作品もありました。例えば、「CliPETA」の撮影者を除去する使い方は、現在のRICOH THETAに欲しかった機能です。同様に「360HDR」もデフォルトで搭載されていておかしくないアプリです。革新性を感じさせたのは「PanoMeasure2」、夢や将来性を感じさせたのが「きらりNINJA」です。後者は撮影された写真も美しく、人間の認知範囲、活動範囲を広げてくれる可能性を感じました。反面、もっとスケールの大きな提案があっても良かったです。「世の中を変えられると信じるクレイジーな人間だけが世の中を変えられる」というスティーブ・ジョブズの言葉がありますが、こうした機会を通じてひとりでも多くのクレイジーな人間が輩出されていくことを期待しています。
NAKED Inc. 代表
自分でも写真を撮ったりするのだけど、RICOH THETAは今までの写真とはある意味全く違う。
写真は、普通シーンを切り取るのだけど、RICOH THETAは切り取れない全部を、360度で撮ってしまうので、これはなんということだろう、どういうことだろうと、まだ最初のうちはどうアプローチしたら良いのか、どれが正解なのか分からないと思っていた。
このコンテストを通して、RICOH THETAの可能性はなんなんだろうと自分自身改めて考え、いわゆる今までの観賞用の写真というものではない、何か違う可能性を持っているものだと改めて感じることが出来た。
たとえば、GPSなどの色々な大きなデータを中に組み込んだとしても、それを見た時にただ面白いということではなく、もっと違った面白さ可能性がある気がしている。
写真の中に何かを組み込めるものということに大いに可能性を感じていたので、今回の応募作品は、もちろん今すぐにでも使える実用的なものもあったが、発展させると面白いのではないか、将来性に可能性があるのではないかと思えるものもあり、面白かった。
今後、RICOH THETAの新しい方向性を生み出してくれると期待したい。
アートジャーナリスト
今回、RICOH THETAデベロッパーズコンテストの審査員になって、私もとっても面白かった。みなさんの作品は、クリエイティブでイノベーションがあり、とても素晴らしかった。360度の世界は、見るだけじゃなくて将来的には五感で全部周りを感じることが出来ると思う。そして伝えることがとっても大事で、今いるところをみんなにすぐ360度で伝えることが出来るのが1番現代的で楽しくて面白い。そしてもうひとつは、今まで行けないところや見えないものもRICOH THETAのおかげで写真や映像が撮れるのが面白い。
世界中から応募があって、中にはかわいい作品もあり、まじめな作品、建築の世界ですぐ使えるような実用的な作品もあった。RICOH THETAは、もっともっともっと面白い事をいっぱい考えることができると思うので、ぜひ皆さんこれからもRICOH THETAを使って面白いものを作り出してください。
RICOH THETAデベロッパーズコンテスト事務局
(YRPユビキタス・ネットワーキング研究所内)
住所:東京都品川区西五反田2-20-1 第28興和ビル
E-mail: support@contest.theta360.com
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